「奥伊勢“手づくり釜炒り茶教室”2017」ご参加いただきありがとうございました

毎年5月の恒例行事となりました三重県 大台町での「奥伊勢“手づくり釜炒り茶教室”」。
そのご報告をさせて頂きます!本年もたくさんの方にご参加いただきました。

1日目ご参加者のみなさま 2日目ご参加者のみなさま
2日間とも天候に恵まれ、1日目は特に夏日のように気温は30°近くまでとなり、大変な暑さでしたが山にお茶を摘みに行くと、森の中は涼しく、気持ちが良かったです。
この地は、昔ながらの在来種のお茶/自然茶(じねんちゃ)がまだ暮らしの中に残る稀少な場所です。お茶摘みから火入れ、手揉み、釜炒りと、蒸すお茶づくりではなく中国から伝わってきた最も古い方法で、全部手づくりで行います。
1泊2日、大自然の中でお茶を摘み・つくり・味わったことで、身体の隅々まで元気になりました。

■山のぼり
山道を50分登ると、光指す杉林にお茶の群生が突如現れます。毎年この美しい風景に出会える感動と期待感に胸が弾みます。

山登り 山のお茶
■山茶摘み
「よし!たくさん採るぞー。」みな森の中に散り散りになって、せっせと茶葉を摘んでいきます。「茶葉は一芯二葉で摘むんだよ」と優しく丁寧に地元のお茶づくりの名人が教えてくれます。

山茶摘み 山茶摘み 山茶摘み 名人の教え
■火入れ
摘んできた茶葉を小学校の体育館で広げ、少し休ませた後、いよいよメインイベントともいうべき“火入れ”の作業となります。
炎を上げるほどに薪をくべ、その上に鉄鍋を置きます。そこへ摘んできた茶葉を入れます。
全体に火が行くように手袋した手でかき混ぜます。とにかく熱い!茶葉がじゅうじゅうという中、何とも言えない爽やかな山の香りが立ち登ります。
「手は焼いても、茶葉は焦がすなよ!」と名人から叱咤激励が飛びます。いい仕事しているという満足感が、火と向き合い、額から流れ落ちる汗で感じられます。

火入れ 火入れ 火入れ 火入れ
■手揉み
火を通したら鍋からあけ、ホカホカのうちに今度は、ムシロの上で手で揉みます。うどんをこねるかのように、片膝をついて全体重をかけて揉んでいきます。茶葉から粘りが出て何とも言えない感触です。
火入れは2回、上記の作業を繰り返します。

手揉み
手揉み
手揉み
手揉み
■釜炒り
葉の水分が出て、茶葉が縮れてきたら、今度は炭を炊いた上に、素焼きの焙烙(ほうろく)を置きじっくりじっくり茶葉の水分を取っていきます。
優しく優しく満遍なく乾かしていきます。この作業がけっこう長い。初めての方はこんなにも手間暇がかかっていることに驚きます。香りと色が変わってきてようやく茶筒に入った見慣れたお茶らしい姿になるのが分かります。
縮れた茶葉ほど、お湯を注いだ時に茶葉がしっかり開き香りが立ちます。

釜炒り 釜炒り 釜炒り 釜炒り
~お楽しみ~
会場には<出張・大台町みちの駅>が登場。盆栽や名産のゆずカステラ、鮎の甘露煮などが並びます。
今年は、地元のお茶づくりの名人4人がつくったお茶が販売されました!名人のお茶をお土産に持って帰れることが本当に嬉しかったです。

出張・大台町みちの駅
■里茶摘み
2日目は里茶つみをしました。
家の垣根にあるお茶やお茶畑で育てている自然茶(じねんちゃ)を摘みました。
茶樹をかき分けながら、足で抑えたり手際よく摘んでいく地元のお母さんとは、その収穫量に歴然とした差がでます。色々と昔のことを伺ったり、この土地のことを教えてもらったり、地元の方と会話をしながら働くって楽しいですね。

里茶摘み 里茶摘み 里茶摘み 里茶摘み
■皆様からの感想
みなさまからの感想の一部をご紹介します。

・山茶は摘んでいても柔らかく、ポキッと折れて摘みやすかったです。里茶はそれより長けていてかたい感じがしました。作っていても山茶の方が繊細な仕上がりになりました。
・大台町の活性化の1つになればと思い 参加し、学ばせてもらっています。
・茶摘み、お茶作りともに心が落ち着き、集中することでリラックスし、心の健康を取り戻した気がします。
・お天気が良くてありがたかった。
・利便性が追求される世の中で、手で摘んで 火で炒り 時間をかけて完成させていくお茶作り・・・何と時代に逆らうことだろうと考えながら、しかしお茶をいただくことの有難さをしみじみと感じております。
・この年齢になって初めての経験ができて、また知識が増えてうれしく思います。
・11月になって思い出しながらいただくことを楽しみにしています。

みなさまからの感想
更新:2017年06月06日