WISE・WISE STARBUCKS JIMOTO table
2019.3.15
スターバックスコーヒー 葉山店
神奈川の「町」と「町」をむすぶ
神奈川の「町」と「町」をむすぶ
神奈川の「町」と「町」をむすぶ
製材所の小高さん曰く「最近は、みんなスギ・ヒノキしか製材していない。同じではつまらないので、神奈川県内のケヤキを中心に広葉樹を集めて製材している。」、知り合いの庭師や道路整備の会社に、「広葉樹が出て来たら連絡して欲しい!」と伝えておき、連絡が来たらトラックを走らせ、自ら伐倒された木を取りに行くそうです。
神奈川の「町」と「町」をむすぶ
製材の様子をみると、その大きな回転する帯ノコで、丸太が伐れる迫力に驚きます。木は、1本として同じものはなく、樹種や太さ、育った環境によって、個性を持っています。それらを見極めながら、無駄なく用途に合わせて手際よく伐り分けていきます。例えれば、大きなマグロの解体と同じで、新鮮なうちに手早く部位ごとに切り分けていくように、大胆で繊細な仕事です。木という「自然の命」を大事に扱う仕事は、職人の腕を鍛錬させる魅力的な素材と言えます。
神奈川の「町」と「町」をむすぶ
小田原市では「森林・林業・木材産業再生」に向けた様々な取り組みをしています。小田原城に象徴されるように、城下町の歴史があり、育んできた木造建築や木工にまつわる高度な技術の集積は、日本屈指です。地場の木材を可能な限り活用し、小田原ならではの大工や寄木細工や漆などの高い技術によって価値を高め、建築に、そして日常用いる道具に、そして暮らしを彩る様々な木製品にと、「木づかいのまち」を合言葉に積極的に取り組んでいます。
「木づかいのまち」小田原が葉山とつながり、お互いの町の文化や自然を知る切っ掛けになれば嬉しいです。
因みに今回のJIMOTO tableの木は、南足柄市の木で、足柄山の金太郎伝説を伝える地域の木でもあります。
 
記事:ワイス・ワイス
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